2014年4月12日土曜日

Frozen:アナと雪の女王




歌が良ければなんてもいいんだよ!



ディズニー53作目の長編アニメ映画は北欧が舞台のミュージカル映画
兎にも角にも、主題歌である「Let It Go」を含めて流れる楽曲が素晴らしすぎる!
もうね、ミュージカル映画で音楽が良かったらそれだけでいいじゃないか!

物語の出だしから「Do You Want to Build a Snowman」の楽曲の完成度が素晴らしく、
アナとエルザの成長と二人の関係性を鮮やかに描き出した時点で、
ミュージカルが苦手な自分でもこれならOK!

他にも「For the First Time in Forever」や「Love Is an Open Door」など名曲が並び、
さらにそれを歌うキャラクターたちがめちゃくちゃ魅力的で
しかも本当に歌っているかのようなシンクロされた動きで魅了してくれる訳だから、
ミュージカル映画として考えたらこれ以上何が必要なんだ?っていうね!

あと「Let It Go」も意外なところで、しかも意外な意味で歌われるんだけど、
それがまたエンディングに流れ出すと、また違った意味で聞こえるというのもニクい!
個人的にはエンディングでエルザとアナの二人でがしっかりもう一曲歌ってくれるくらいのサービスは欲しかったかなー

アニメならではの映像表現とミュージカルならではの音楽の力が合わさり、
新しいディズニークラシックが生まれたといっても過言ではないかも!
とにかく「Let It Go」の力にたらただヤラレっぱなし!

テーマも勧善懲悪とかシンデレラストーリーという訳ではなく、
先天的に持っているハンディキャップをいかに克服していくのか?という、
より普遍的であり現代的なテーマになっていて、
昨今、息を吹き返した新しいディズニーの物語の象徴とも言える作品

ただ、残念なのは、話が思っていた以上にこじんまりし過ぎなところ
特にエンディングがあまりにあっさり過ぎて拍子抜け!
ってか、そもそもこのお話の根本原因は両親にあるんじゃないか?みたいな

そんな物語単体で言えばとても粗の多いストーリーではあるんだけれども、
それすらも「こまけぇこたぁいいんだよ!」と思わせる音楽の力がそこにはある!
世界中でサントラが大ヒットするのも納得だし、エンドロールで誰も席を立つ人がほとんどいなかったのにも驚き!

物語を越えて主題歌の魅力が炸裂している作品
ミュージカル嫌いであった自分でも、あの楽曲を見ていたいと思える素晴らしさ!
物語でガタガタ言ったっところで主題歌の前に全て吹っ飛ばされるという音楽の素晴らしさを再確認する事が出来る

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