2014年6月12日木曜日

The Amazing Spider-Man 2:アメイジング・スパイダーマン2




相変わらずのリア充っぷり!





「ある一点」を除く以外は文句のない、最高のアメコミヒーロームービー
特に映像のセンスが全編に渡って素晴らし過ぎる!
これを劇場で、3Dで、i-Maxで見れた喜び!

特にスパイダーマンの風物詩ともいえる移動シーンの躍動感・浮遊感がさらに進化!!
もはやスクリーンなのにまるで風を切っているかのような気持ち良さ!
ここだけでも高い金払ってi-maxで見た甲斐があるってもの!

CGっぽさってのがないくらい自然なCG表現が素晴らしく、
エレクトロの電流表現は思わず身を乗り出してしまうくらいの面白さ!
さらに音楽をうまく使った戦闘シーンの面白さ、やっぱマーク・ウェブ、センスあるわ~

そんな素晴らしいアクションシーンに加えて、ヴィランを演じた各俳優の怪演により、
映画全体が底上げされて、しっかり厚みのあるヒーローものに仕上げている

特にハリーを演じるみんな大好きハリウッド版哲夫ことディン・デハーンの根暗演技!
表情に影があるって彼の事を言うんだろうなー、
ジェームス・フランコも悪くなかったけど、個人的には彼の方がより闇が強調されて良いかも
また、愛すべき暴走ヲタクを演じたジェイミー・フォックスのノリノリ具合も面白い

アクションが言う事ないくらい最高でヴィランも魅力的とくれば、もう最高じゃないすか!
って話なんだけど、どうしても受け入れられなかったのが一点だけ
それが、あまりにリア充すぎるスパイダーマンの姿!

「これからお前にも敵が増える、だからグウェンには近づかないでくれ」
という、グウェンの親父の遺言を「守れない約束もある」と言って蹴り飛ばした時点で、
【おれはこいつを好きになれない】と心に誓った前作から、
何も変わらないチャラっぷりを見せるスパイダーマンに反吐出まくり!

わざとらしく、グウェンの親父の幻影と見ちゃったりして悩んだフリをしながらも、
結局、グウェンに近づく姿に「お前遺言を守る気なんて毛頭ないんだろ?」と問い詰めたくなる

しかも、本作にいたってはチャラ男に加えて、ものすげえダメ男っていう!
特に、グウェンが夢に向かって走り出す一歩を踏み出すための試験会場で、
相手の都合を省みずに慰めてもらうシーンのウザさには怒りしか生まれなかった

いるんだよなー、女にモテるダメ男!
女も女でさ、そういうダメさを「可愛い」とか思っちゃうの!
で、男はその事を知ってるから余計に甘えて、グッダグダなのね
そうやって、ドンドン二人の評価が落ちていくカップル、大学にいたわー

見ているうちにドンドン嫌いになっていくスパイダーマン
とは言え、あっけらかんなイケメンっぷりはすっごい好感が持てるんだよなー
マックスとスパイダーマンとの出会いのシーンとか、勝手に親近感が沸いてしまうのも納得
そして、すれ違いから逆恨みに発展していく展開もなかなかグッとくる

そんなダメっぷりの果てに待ち受ける悲劇が最後の最後に待っている
ここから成長していくスパイダーマンが見られるならば1,2のチャラ男っぷりも許せるかも
グリーンゴブリンの戦闘シーンも次回にお預けなので、次回作をしっかり期待させてくれる作品

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