これぞ便乗商法!
「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」とは制作会社も監督も全く違うイップ・マン
はっきり言って、あの名作の2作品に乗っかって作ったような出来栄えに仕上がった
今作はイップ・マンが詠春拳を極めるまでが描かれるが、話のスケールがとても小さい!
何よりも上記のシリーズにみられた熱量がまったく感じられなくなっていて、
ビデオスルー作品になるかすらも危ういくらいのB級、C級映画に近い小物感
ブルース・リーからの受け継がれる香港アクションの流れを少しでも知った者にとっては、
ここまで豪華で胸熱過ぎるキャスティングにも関わらず、
「なんだ、このVシネみたいなスケールは!?」ってくらいのチープっぷり!
とは言え、ガチ詠春拳の使い手であるデニス・トーに、イップ・マンの息子であるイップ・チュン、
「イップ・マン 序章」でも御馴染みルイス・ファンらが揃ったアクションの完成度は、
前の2作品を上回るくらいの完成度を誇る!
特にユン・ピョウとサモ・ハン・キンポーの闘いなんて、胸熱過ぎて涙なくしては観られない!
そんな最高のアクションに目を奪われてながら話はドンドン進んでいき、
そして、驚愕のラストの前に、思わず膝から崩れ落ちる事間違いなし!
そんな香港映画らしいと言えば香港映画らしい荒唐無稽で荒削りな物語になっている
イップ・マンの「序章」「葉問」が素晴らし過ぎただけに、
言うなれば、バランスをとっているかのような、
本来の香港アクションらしい作品に仕上がったと割り切って観るべし!!
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