2014年3月4日火曜日

Machete Kills:マチェーテ・キルズ




前作にも増してふざけ過ぎ!



あのチカーノスプロイテーション・ムービー、「マチェーテ」の続編

お金をかけてB級映画を作るというボンクラたちの夢を具現化した愛すべきお馬鹿映画
それにしても、いくら前作「マチェーテ」がヒットしたからって、ふざけ過ぎ!笑

唐突にやってくる3D濡れ場シーン(しかも赤と青のメガネをかえてみるやつ)、
敵キャラの必殺技におっぱいマシンガンにペニバンマグナム
豪華なカメオ出演者陣は、アントニオ・バンデラス、ジェシカ・アルバ、キューバ・グッディング・Jr、メル・ギブソンにレディー・ガガという豪華っぷり!

さらに前作に増して飛び散りまくりの血飛沫と爆発!
それと反比例するかのようにわざとどんどんとチープになっていくCGやVFX
前作の下らなくて最高だった部分はさらにエスカレートしていって最高!

さらにスティーブン・セガールをぶっ倒し、名実共に最強っぷりをみせるマチェーテ
彼のアクションもさらに馬鹿馬鹿しくなってて最高!
特に、ヘリコプターのプロペラに捕まって回りながらぶった切るとことか下らな過ぎ!

ただ今作はアメリカとメキシコの関係性をちくりと風刺しつつも、
前作よりもその鋭さは控えめだったのがちょっと残念!
なんか、「社会風刺とか面倒くさいから、もう面白ければ良くね!?」みたいな
シリアスさは全て置いておいて、馬鹿さっぷりが全開になっていた気がする

今回はどちらかというと、ブラック・スプロイテーションモノから、
マッドマックス辺りの80年代B級の無茶苦茶アクションをオマージュしてる感じ
そのため、お色気は控えめでその分アクションが多めの内容

で、次回作はというと、マチェーテはついに宇宙へ!
本編が始まる前に始まった「マチェーテ・キルズ・アゲイン…イン・スペース!」の予告からして、
スターウォーズやらその辺のSFパロディになるのかな?

なんというか良くも悪くも志の低いのがロバート・ロドリゲスらしいというか...
B級映画の中にある魂とかって言うよりは、その下らないネタ感に終始する感じが、
タランティーノとの大きな作家性の違いなのだろう
前作以上にそのロバート・ロドリゲスの作家性が際立った作品なのかもしれない

ま、そういうアホな映画を嫌いになる訳がないわけで
次回作も肩肘張らずに期待して待つ事にしよう

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