2014年3月11日火曜日

The Hobbit -The Desolation of Smaug:ホビット 竜に奪われた王国




...って、そりゃないぜ!



とりあえず、ずるい!ずるすぎる!
まあ、二作目として考えればこの結末は正解なのかも知れないけど、
この終わり方はあまりもにずるいだろ!

もはや「現代における神話」と言っても過言ではないロード・オブ・ザ・リング
その前日潭であるビルボ・バギンスの物語、ホビットシリーズの第二弾

その壮大な世界観はさらに広がっていく中、物語はシンプルで真っすぐ進んでいく
スマグウの巣食うエレボールを目指す旅を続けるビルボとドワーフの面々
そして、その一方で着々と復活していく闇の力を調べるガンダルフ
この二つの話を軸に各所で様々な仲間や人々と出会う中で話が展開して行く

前作同様にそれぞれのドワーフのキャラの描き分けが見事!
特に今回はトーリン・オーケンシールドのキャラクターがしっかり描かれ、
後に訪れる悲劇の布石がしっかり描かれていた

あと、今回はあのレゴラスが相変わらずの無双っぷりで登場!
若さ故の青臭い感じがとても良くて、今回のレゴらスは高圧的でいて差別的
トゲトゲしくて嫌なヤツっぷりが半端なく描かれているんだけど、
後々のギムリと友情を交わすシーンを知っているからとても微笑ましく見える

そんな色彩豊かな神話を描いた映像技術の発展が目紛しい!
初っ端から驚かされるのが「HRF 3D」による脅威の映像美!
画面の端々までくっきりと鮮明で、まるでスクリーンに吸い込まれているよう!

ただ、この映像はちょっと慣れが必要な気がした
全体的にキャラクターがヌルヌル動くので、なんか実写なのにCG映像みたい!
序盤はこれに慣れるまではちょっと物語に入り込めなかったのも事実

ただし、樽に載っかっての川下りのシーンやスマグウとの戦闘など、
大迫力の映像が目白押して、見ていて飽きる事のない160分間
ただ、もう少し中つ国の特色を描き分けても良かったかな?
第一話で見せたみんなで旅している感が薄らいだ気がする

そして、そんな大迫力のスマグウとの戦いをたっぷり見せておきながら、
本当にいいところで「はい、ここまでよ!」
...って、そりゃないぜ!!

思わず劇場内がざわつくくらいの唐突過ぎる幕切れ
いきなり現実に引き戻されてしまった

正直、本作でのカタルシスは全部次回作へ持ち越しになっていて、
この作品内でスッキリさせる展開が一つもないのはちょっと残念
本編は次回に持ち越しってのはいいんだけど、何か一つでも達成感をくれても良かった

正直、この作品を見たら強制的に次回作を見ざるをえない状況になるのは間違いなし!
既に次回作を観に行くのは決定したと思って観た方が良い

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