2014年1月4日土曜日

Gravity:ゼロ・グラビティー




メガネをかけたら2秒で宇宙



「アバター」をはじめて見たときに匹敵する衝撃の映画体験!
ひとたび3Dメガネを掛ければ、劇場がいきなり無重力状態に早がわり!
この「凄い」としか形容できない体験は、映画館という閉鎖された空間と大画面での3D環境でこそ楽しめる!

冒頭からいきなり宇宙に漂っているかのような無重力感
アルフォンソ・キュアロンらしいしょっぱなから17分の長回しに始まり、
そこからあることをきっかけに息をすることが出来ないくらいの緊張感が広がっていく!

主人公はおろか観客すらも極限状態にまで連れて行く圧倒的な世界観を表現するには、
何度も言うが「すごい」という言葉以外に当てはまらない
そう本当にものすごい映画なのである

この映画を一言で表せば、宇宙空間でサンドラ・ブロックがひたすら不運に陥るという話
登場人物は少なく、BGMはほとんど呼吸や会話だけ
彼女が見舞われるトラブルの連続を無駄な要素を一切省き、極限まで描き切る!

このシンプルな物語は余計なものが一切なく、心置きなくその映像を楽しめる
さらに、宇宙空間での孤独と恐ろしさと主人公の生への執着がより際立ち、
全ての困難を乗り越え、地面に這い蹲りながらフラフラと立ち上がったところで
最後の最後に出てくるタイトルコールの「Gravity」は鳥肌モノ!

ジョージ・クルーニーとの関係、偶然飛び込む電波上での他愛ない出会い、
極限状態で彼女が体験した一つ一つは本当の出来事なのかどうかはわからないが、
人が生きる事、死ぬ事とは何かを最低限の言葉で示している

それにしてもこの映画を観終わったら本当に疲れる
見る前は90分の上映時間は思いのほか短いんだなと思ったけど、
映画を見終えてこの感覚は適正なのかも、きっと90分間を越えていたら倒れてしまうんじゃないか?

そんな感覚を楽しめるのも劇場に足を運び、
3D(あわよくばi-max)で楽しまないと楽しめない
普段、映画に来てここまでの感覚に陥ったことはあるだろうか?
映画離れを防ぐ一つの方法をこの映画は示してくれたように思える

今までの価値観をぶっとばされるような圧倒的な映画体験をしたことはあるだろうか?
その答えは全てこの映画に詰まっている!今まで見たことのない世界を見たいのならば、つべこべ言わずに見たほうがいい

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