智慧の輪を腕力でねじ切って、はい解けた!
まるで武藤敬二と三沢光晴がタッグを組んだあの時のような、
もはやこれだけで五億点な超豪華タッグマッチ!
綿密な計画・周到に用意された準備・あっと驚く脱出法など、
脱獄モノのエッセンスをいくら振りかけたとしても
この二人の強烈な個性で結局大味アクションへ逆戻り!
タマフルのリスナーが言っていた表現が言い得て妙で、
まるで知恵の輪を腕力でねじ切って「ほら抜けられただろ?」と言われているよう
まさにこの映画を一言で評するとそんな感じ!
それなりに説得力のあるように説明しているんだけど、
少し考えてみると、「ん?」と思わざるを得ない無茶っぷりが冴え渡る!
そんな通常の脱獄モノとして見れば、はっきり言って失格とも言えるユルさも
この二人の生み出す80年代アクショングルーヴが逆に【味】へと変えている
どんなにリアル思考でも結局必殺技でフィニッシュをするプロレスを見ているような
唐突に繰り出されるタイトルのダサさで伏線を張りつつ、
最終的には爆発アリの銃撃戦で往年の80年代アクションファンも大満足!
それもこれも往年のスタローン映画らしいちゃんと立ち位置の「わかってる」感
そこにシュワルツェネッガーがのっかっているので単なる馬鹿映画に成り下がってないところもいい!
伝説的な二人のキャッキャ感にニヤニヤしながらもスカッと楽しめる!
設備は厳重なのに刑務所の管理はめっちゃユルユルだったり、
その目を疑うくらいに看守がいる目の前で脱獄の話をしてたり、
極めつけは、あんだけチーム感出しておいて50セントとエイミー・ライアンが全く脱走に関わらない上に、あまりパンチ力のない黒幕
登場シーンでは思わず正直腰から砕け落ちてしまった...
リアルな脱獄モノを期待している人には、この映画は噴飯ものかもしれないけど、
シルベスター・スタローンとシュワルツェネッガーという二人のレジェンドたちに、
リアリティー求めたってしょうがねえだろ!って話な訳で
そういうところをちゃんと割り切って観れば、
ユルめの脱獄モノっぽさもちょうどいいバランス!
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