2011年11月2日水曜日

Rango:ランゴ




CG技術もここまで来たか!!





カメレオンが自分の色を探しの旅をする皮肉な物語
自分のアイデンティティーを見出せないカメレオンが自慢の環境適応能力を生かしながら、
「自分」とは何なのか?を自問自答しながら、困難を乗り越えて答えを見出す

この物語をハリウッドでカメレオン役者と言われていうるジョニー・ディップが
声優を担当するというスパイスの効いた配役は、ジョニー・デップ推しの映画として売っていくには勿体ないくらいの完成度
むしろ、往年の映画ファンとその子供が観に行くファミリー映画向けに売っていった方が良い気がする

監督のゴア・ヴァービンスキーが大のセルジオ・レオーネのファンという事でマカロニ・ウエスタンのオマージュ満載
今まではパイレーツオブカリビアンなど作家性など皆無な作品ばかり撮って来たのに、
今回になっていきなりやりたい事を作って来たっていう本気度の伝わる一本

物語の節々に詰め込まれたオマージュの数々を楽しめる往年の映画ファンならばこの作品を十二分に楽しめるはず。
そして、なによりこの作品に登場する【西部の精霊】では、
伝説のあの男に激似のキャラクターがオスカー像をジャラジャラしながら登場する
セルジオ・レオーネと言ったら、ジョン・ウェインやマックイーンではなく、やっぱりあの男!

なぜか、スターウォーズやマッドマックス2などのオマージュは観客サービスのようで、
正直余計だった気がするけれども、西部劇初心者には観やすいのかも
ただ、それよりも何よりも爬虫類の肌の質感に水の質感がここまで来たら、
これはもはや実写すらも越えてちゃってる!?とすら思えるくらい
最先端のCG技術を大画面で観るってだけでこの作品は観る価値あるのかも!

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