2013年6月17日月曜日

Bullet to the Head:バレット




これぞ、ウォルター・ヒルの様式美



もはや、予告編観ただけで基本的に物語はほぼ完結!
組織への復讐を誓う元海軍で逮捕歴36回、裏社会で生きる凄腕の殺し屋
そして、正義を貫く若い熱血刑事の全く違う生き方の二人
ひょんな事から手を組む事となった二人が悪の組織をぶっ潰す!

そんな単純明快で一本道な物語を
余計な描写は一切いれずにテンポ良くに描き切る
設定から容易に予想出来るような王道のストーリーのど真ん中を突っ走る!

あとは、10年振りに帰って来たウォルター・ヒル節全開の
80年代の男臭いハードボイルド・アクションの様式美を堪能するだけ!
もはや、辻褄なんぞ完全無視した男と男のタイマン勝負で
ほとばしる火花と汗が演出する暑苦しさに思わず拳を震わせる!

そして、何より肉体が一番の説明描写だ!と言わんばかりに、
見事なまでに鍛え上げられたスタローンの肉体美がすごい!
ド派手な刺青の奥に浮かび上がる筋肉と血管、そんなド迫力ボディが、
どんな説明よりも「コイツは只者ではない」という事を物語っている!

とりあえず、ドッカンドッカンしている爆発や銃撃戦の重厚感、
話の辻褄よりも咽せ返るくらいの男臭さと男の美学を優先させたり、
そして、あっけらかんに飛び出すおっぱいたちの量の多さなど、
ウォルター・ヒルの「相変わらずさ」が往年の映画ファンが思い描く「あの頃」を思い起こさせる!

新米刑事の韓国人の存在感のなさ具合にもびっくりしつつ、
60歳を越えた初老男性のなまでにビルドアップされた肉体と
エクスペンダブルな開き直ったアクションを存分に堪能する!
ウォルター・ヒル弱者であっても、どこか感じる古臭さを楽しめば良し!

という、思いっ切りジャンル映画っぽい作品!
俺はこういうの嫌いじゃないよ!

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