2014年2月11日火曜日

ジャッジ!





ま、こんな感じっしょ?




CMプランナーの澤本嘉光が脚本、CMクリエーターである永井聡が監督
CM業界の裏側を知る者たちの悪意たっぷりの悪ふざけで
CM業界を描くドタバタ・コメディー

CMで世界を変えられると信じている大手広告代理店「現通」のダメダメ社員が、
広告の祭典「サンタモニカ国際広告祭」で審査員として、
“ちくわ”のCMに大賞をとらせようと奮闘する

広告代理店の名前に「現通」やら「白報堂」やら、
もはや隠れてすらいないドストレートな比喩の中で展開されるCM業界の描き方が、
思い切りがいいくらいにこっぴどく描くので、途中まではかなり期待して見ていたんだけど…

肝心のコメディーパートが全然面白くねぇ!!
っていうか、つまんねぇ!!

「なんか良く分からないけど、面白いっぽいでしょ?」感が満載
脚本である澤本嘉光の作るSoftbankのCMもそうなんだけど、
面白くもないギャグでも思いっきり装飾つけておけば、
なんか面白い事をしてるっぽい見えるみたいな

っていうか、出てくるギャグのレベルが、劇中のちくわのCMと一緒だよ!
まあ、松本伊予のくだりは下らな過ぎて面白かったけど!笑

そもそも、この作品全体に「まあこんなもんでしょ」的な空気が蔓延
広告業界をひっくり返す気概もないどころか、この作品自体に何のメッセージもない
インタビューで「これを見てCMクリエーターになりたいと思ってくれる人がいれば…」
みたいな事言ってたけど、理想を唱える妻夫木くんのキャラを笑いで茶化している時点で、
本気でこんなもの見てCM業界をやってみたいと志すようなヤツがいると思っているのか!?

ただし、俳優陣は悪くなかったと思う
特に北川景子!あのツンデレヒロインは本当にかわいい!

はっきり言って、この映画で炸裂しまくるギャグが面白いという人とは、
たぶん正直一生友達になれないと思うわ、まじで
web上では「面白い」との賞賛の嵐だけどさ、僕には面白いなんて口が裂けても言えないね!

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