2014年2月25日火曜日

The Wolf of Wall Street:ウルフ・オブ・ウォールストリート




Sex!Drug!Money Roll!




これこそが、俺たちの観たかったマーティン・スコッセッシ!
これぞ、ウォールストリート版グッドフェローズ!
SexとDrugとMoneyにまみれた一人の男の人生をF**Kとブラックジョークで描く

ウォール街で狼と呼ばれた男、ジョーダン・ベルフォードの栄枯盛衰の半生
それは「Pick Up The Phone And Start Dialing」でひたすら金を回していく毎日

もうね、はっきり言ってこの映画に出てくる奴らはみんな最低!
一言で表現するならば、タマフルでも言ってたけど、まさにゲスの極み!
ひたすらF**Kが連呼されながら、色んなヤクでぶっ飛んではSexばっかり!

よくもまあ、ここまで描き切ったな!と言えるくらいに過激でブラックな描写の連続
「ウォールストリート」なんかもそうだけど、金融業界ってのはこんな狂気の世界なの?
みんな気つけとしてドラッグをやるし、会社でSexしまくりのヤツばっかり!

育ちのいい人はみんな目を背けてしまうくらいの最低!いや最高!の映画
特に古いレモンをキメた時の描写はもうひど過ぎて思いっ切り笑える
これを観たらもう「レオ様」なんて呼べないくらいの醜態を惜しげもなく披露する

2時間59分という長丁場でありながら、全くその長さを感じなかったのは、
まず第一に話のテンポが素晴らし過ぎるから!あの息つく間もなく進行して行く!
オープニングから「グッドフェローズ」な語り口で観客を一気に連れて行くスピード感!

それに加えて、ディカプリオのこれでもかというくらいの汚れっぷり!
そして、壇上での演説シーンが素晴らしくて、自分も思わず社員の一員になった気分!
脇を固める俳優陣の熱演っぷりが見事で、特にマシュー・マコノヒーのあの鼻歌が最高!
「ン〜ン、ン〜ン、フォー!」、エンドロールでも思いっきり笑わせてもらった

巨万の富を稼いだ男のする事っていうのが、SexとDrugと成金思考っていう空虚さ
そんな薄っぺらい幸せにまみれた男の姿は人生を謳歌しているように見えて実は悲しい
それでも、最期の最期までどん底に落ちる事なくしっかり生き伸びている姿はたくましい
しかも、ラストシーンでまさかの本人が登場しちゃうっていうのもね

要するに、ウォール街のホリエモンみたいな感じなんだけど、
その語り口が見事だし、まさにスコセッシ節炸裂って感じで本当に痛快!
これでレオナルド・ディカプリオとれなかったら可哀想だなー
ってか、本当ジャック・ニコルソンにそっくりになってきたね

とりあえず、「グッドフェローズ」の暴力を抜いてエロを倍増した感じ
思わず、「これだよ!俺たちが観たかったスコセッシってのは!」と言いたくなる
そんなハチャメチャ下品で最低で最高な一本

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