2013年10月18日金曜日

Blood The Last Vampire




え?こっからが本編じゃないの!?




セーラー服に日本刀という監督のボンクラ嗜好丸出しな主人公が、
フルデジタル・アニメメーションで描かれるスタイリッシュな映像世界で躍動する!
作画とCGを巧みに融合し、独特の世界観を構築したアニメーション作品

その緻密でスタイリッシュな表現は今から十数年経った今でも色あせない!
その先進性あふれる映像の数々にあのクウェンティン・タランティーノが
「Kill Bill」のアニメパートを依頼したのは有名な話!

後に攻殻機動隊シリーズやスチームボーイ・スカイクロラなどのアニメ製作会社の大手となるProduction I.Gの出世作
確かに2000年に作られたとは思えない映像の数々は、一回見ただけで虜になるくらい相当カッコいい!
特に鬼との戦闘シーンはどれをとっても鳥肌が立つくらい!

ただし、映画として致命的なのが48分という上映時間では全く足りていないこと!
はっきり言って、【セーラー服の女の子が鬼と言われる怪物をぶった切る】っていうただそれだけのお話
かっこいいアクションシーンをつなぎ合わせただけの映像作品

第一話を見ているようっていうよりは、長いオープニングを見ているような
伏線も背景も適当に投げっぱなしたまま、無理やり終わってしまい呆気にとられる
最初から48分で終わらすならば、こんなに風呂敷広げなくてもいいのに…

今観ても普通にかっこいい映像を10年前に作っていた事に驚きなので、
劇場公開時はストーリーとか気にならないくらいにその映像にみんなヤラれてたのかも!
日本アニメーションの金字塔というべき作品

0 件のコメント:

コメントを投稿