2014年7月10日木曜日

Need for Speed:ニード・フォー・スピード




意外なくらいにストレート!!




大人気TVゲームシリーズである「Need For Speed」が映画化!
元々、「ワイルド・スピード」のゲーム版のような立ち位置で人気を博しているシリーズだけに、
「ワイルド・スピード」っぽいのはあるんだけど、カーアクションばかりになってしまったシリーズに原点回帰を促すかのように、
こちらはあくまで【 カーレース 】に力点を置いた作品になっている!

「カーレース版キャプテン翼」と言っても過言ではないくらいむちゃくちゃなカースタントは、
思わず口からコーラを噴出してしまうくらいにぶっとんでて最高!!
渋滞をわき道のスロープを利用してジャンプで切り抜けたり、ヘリコプターにぶら下げられたり!
リアリティは完全に無視して、開き直った振り切れっぷりが潔い!

というのも、元スタントマンのスコット・ワウ監督が前作の「ネイビーシリーズ」同様、
アクションの見せた方がとてもうまくて、カースタントは臨場感と迫力抜群!
CGを使わず、実写を極力生かして撮影するっていう、物凄い金をかけてるだけあって、
車がふっとぶ一つ一つの描写に説得力があるので、素直にすごい絵になっている!

さらに好感が持てたのが、意外なくらいにストレートでカラッとしたストーリー!
分かりやすい勧善懲悪なので何も考えず、アクションに集中することが出来る

そして何より、今作において個人的に一番良かったのが、
ヒロインである助手席女のイモージェン・プーツが思わず恋してしまうくらいに可愛い!
主人公と仲が良くなっていって、最後、ホテルに泊まるかどうかのやり取りの照れた上目遣いが本当にキュート!

そんな姿にメロメロになりつつ、その後に訪れる衝撃の展開も必見!笑
魅力的なヒロインがいながらも、物語はすっげえ硬派で甘ったるいラブストーリーにもならない
主人公グループが寡黙でストイックなので、エロもパーティーもなければサービスショットも皆無
正直、「ワイルド・スピード」との大きな違いはここかもしれない…笑

とは言いつつも、やっぱりお話は突っ込みどころは満載な訳で
一番の突っ込みどころとしては、伝説のレース「デレオン」ってのは、
優勝者は、敗者の車を総取り出来るって話なんだけど、全ての車が大破してしまてるので、
これって敗者ってか、廃車の車って事だよね!
親父の形見であるマスタングこそ最強みたいな話をしていたはずなのにあえなく廃車、
その後、人の車で優勝って結局チームで頑張ってた意味ねーじゃねーか!

と、まあ探せばいくらでも辻褄が合わない感じではあるんだけど、
そもそもポップコーンムービーにケチをつける方が野暮だって話な訳で!
車をそこまで興味ない自分でも十分楽しめるデートムービー!
ハードル上げずに期待しないで見に行くと、意外にうれしい発見が出来る一本!

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