2013年3月18日月曜日

Vehicle19:逃走車




アイデア一本勝負…、一本負け!




南アフリカで働く妻に会う為、見知らぬ土地でレンタカーを借りたら、
ダッシュボードに携帯電話、座席の下には拳銃が!きわめ付けに後部座席には謎の女まで!
どうしたことかと思ったら、気づけばいきなり指名手配に!
全編車載映像だけで進行する巻き込まれ型パニック・アクション!

そんな心を躍らせる宣伝文句に載せられて座席についたら最後、
座っていながら腰から砕け落ちる、しょうもねーC級映画だった!

「車の中だけでカーチェイス撮ったら新しくね?」というアイデア一本だけで動いているので、
ストーリーがあまりにむちゃくちゃで、広がりもない適当すぎる脚本に思わず肩を落とす。
しかも、肝心な車載映像だけのカーチェイスも、確かに主人公と同じく巻き込まれてる感は味わえたものの、
カーアクションの醍醐味である迫力や爽快感が失われ、ただブレブレのカメラワークの中で、
ひたすらパニくってはキレているポール・ウォーカーを眺めるだけのあまりにガッカリな仕上がり。

そういえば、久々にここまで陳腐な警察の腐敗を見た気がする。
「なんかヨハネスブルグって治安悪いんでしょー?警察とかもこんな感じなんじゃねーの?」みたいな。
別にヨハネスブルグの闇を暴くつもりもない、ただこじつけるために無理やりくっつけた志の低さこそ、この物語のクオリティーを何より物語っている

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