2013年7月28日日曜日

Fuji Rock Festival 2013 -Day3-


勝手にその年の夏を終わらせてしまうくらいの破壊力を持つFuji Rock Festivalの3日目
まるで7日目の蝉のように、最後の一日をからっぽになるまで楽しまんとするフジロッカーズたちの哀愁と熱狂が渦を巻いて苗場の空に舞い上がる

前評判では、1日目・2日目と比べて「地味だ」と称されていた3日目のLine Upも
蓋を開ければ非常にフジロックらしい彩り豊かでひねくれたLiveを見せてくれた
何より、酒がおいしく飲めるLiveをするArtistがそろったような気がする

個人的にはMumford & Sonesで見知らぬ英国人とビール片手に腕組んで踊るという目標達成出来たのがハイライト!
この日の酒の摂取量はこの日の最高気温よりも高かった!(意味不明)


  • DIIV

くそダラダラした寝起きから一気にその目を覚まさせる!そんな若さと躍動感がほとばしるLive!
思っていた以上にメンバーが若く、勢いに任せている感満載の荒々しい演奏だった
ディレイがかかった浮遊感と疾走感のあるSoundはフジの午前にぴったりな気がする
年齢を重ねて、もう少し繊細さとメリハリがつくLiveになれば一気にBreakする事間違いない!

  • Wilko Johnson

「死」というもの覚悟した伝説の男が素手でかき鳴らすGuiterは、まさにマシンガンの如く、皆のハートをぶち抜いていく
けれども、そこに悲壮感は微塵もなくて、むしろ音楽への楽しさが一杯に詰まったHappyなLiveだった
誰もが踊りだしてしまうようなRock'N'Roll Soundはカラッと晴れた昼下がりに微笑みの爆弾を投下した!
ノリノリの見知らぬ兄ちゃんとエアギターして盛り上がってしまうくらい、最高に楽しい時間だった

  • Haim

パッと見の印象から、「若くて可愛い3姉妹?あー俗に言うギャルバンって感じね」なーんて、完全にナメきっていた訳だけれども、
いざ演奏が始まったとたん、高島政伸よろしく「申し訳ございません」としか言いようがないくらい、めちゃくちゃいいLiveやないかっ!!
【男顔負け】なんてそんな生易しいものではない、骨太のRock'n'Rollを聞かせる彼女らの姿を見て、性別なんてみみっちい物差しで計っていた自分が恥ずかしくなる
こういう嬉しい発見があるからこそ、フジロックって最高なんだと改めて教えてくれた素晴らしいBandでした

  • Muddy Apes

雨宿りがてらRed Mardueeに居座り続けて、そのまま鑑賞
InoranとFeederとか懐かしすぎ!と思いつつ、Heavyで骨太なRockに可能性を感じさせてくれるのだが、正直、Vocalの魅力が乏しくて歌が始まったら一気にトーンダウン…
なんだろう?なんか妙に格好つけ過ぎてて鼻についちゃうんだよね
あと勢いがなかったわ!

  • Mumford & Sons

やっぱり予想したとおり、フジの大自然と彼らのSoundが合わない訳がない!
雨上がりの夕暮れに響き渡った荘厳で色彩豊かなAcorsticなSoundは最高という他になんと表現すればいいのか!
いろんな楽器やパートを頻繁に入れ替わり、美しく静かな曲調から血肉躍らせるダンサンブルなナンバーまで、緩急のつけたLiveで実力の高さを感じさせる!
最後は「I Will Wait」をみんなで大合唱して終了!いやー、楽しかった!

  • Vampire Weekend

疲れきった身体をイスでなんとか支えながら、Tahiti80を観に行こうとするもどうにも身体が言う事を聞かない
そうこうしているうちにVampire Weekendが始まってしまった…
思っていた以上に知っている曲が多かったのとお客さんの盛り上がりを見て人気のBandなんだなあと思いつつ、
流れてくる音はとてもPopなんだけど、どこかひねくれて遊び心に満ちている感じ
思わず踊りだしたくなるような色彩豊かな楽曲を聴いて人気が出るのも納得だった!
「帰ったらちょっとアルバム聞いてみよう」そんな気にさせてくれるいいLiveだったと思う

  • Lettuce

前々からめっちゃ見たかったMumford & Sonsを差し置いて3日目のベストアクトは彼らだった
何せ、演奏がめちゃくちゃうまいのなんのって!特にリズム隊のベースとドラムの超絶Funkyっぷりときたら!
思わず身体が動き出してしまうような重厚なドFunkは名残惜しさを吹き飛ばすくらい超たのしい!
Incredible Bongo BandのApacheやJames Brownのカヴァーもあり、1部と2部に分かれて合計3時間近い時間があっという間に過ぎ去った
「もっと見ていたい…」心から思わせる素晴らしいLiveだった

  • Goma & The Jungle Rhythm Section

Field Of Heavenからの帰り道、思いがけずThe XXの一番有名な曲やThe CureのClose To Meが聞けたりして、
まだ終わりたくない気持ちが燻ってる中、Goma & The Jungle Rhythm Sectionの人力Trance Musicは破壊力抜群!
もはやシラフでは観てはいられないと思わずウイスキーコーク2杯を一気飲みした瞬間、一発で涅槃へと連れて行かれたような気分
ただ、Flashback Memoriesをひたすら押し売りしてくる感じさえなければ文句なしだったんだけどね…

  • Baauer

Dub Stepの破壊力を思い知らされた1時間はひたすらDub Step三昧の1時間
ちょっと展開が一辺倒過ぎて飽きてきちゃったり、「Harlem Shake」待ちなのにちょっとしか流さなかったりと
文句なしって訳ではないけれど、Hiphopを身体が欲していたことも有り、遅めのBPMでノリノリ!首振りまくって酔ってベロベロ!

  • Jamie XX

本当は帰りの運転もあるからBaauer終わりで帰ろうとしたのに、アルコールとJamie XXのDJが帰らせてくれない…
DarkでProgressiveをミニマムに繋いでいく心地よさ!
Baauerのアゲアゲ具合のあとのこの流れがちょうど良すぎてぴったりハマっちゃった感じかな!

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