2012年3月8日木曜日

In Time:タイム




明らかな過剰包装



思わせぶりなテーマとアイデアで完全にこの作品のハードルをあげ過ぎている
予告に期待を膨らました観客に対して、壮大な肩すかしを喰らわせる!
特に可もなく不可もないというネタにすら出来ない109分という時間を奪っていく
まさに「Time is Money」を身を以て体感出来るSF映画!

通貨が時間になった近未来
全ての人は25才で成長が止まり、その余命を通貨として支払われる
貧富の差はさらに顕著となり、貧困層と富裕層は完全に住む世界が分断され、
スラム街に住む人々は次の日を生きる為に働き、文字通りその日暮らしを送っている
ある日、ある出来事から100年以上の余命を手に入れた主人公は、
復讐を胸にスラム街を飛び出したのだった!

まるでフィリップ・K・ディックの原作のような、
ワクワクさせる前フリにも関らず、それが行き着く先がとてもショボい!
その上、投げっぱなされた伏線は回収せずに放置する不親切さ!
特に主人公のオヤジの話とかどう革命を起こしていくか期待させといて、
結局、コイツのやってること銀行強盗だけ!ってなんだよ!

そもそも、ディティールも荒々しく、その作品の世界観が飲み込みづらい
つーか、GAMEの意味が良く分からないし!
皮肉にもこの作品の主人公よりも自分の方が、
(この映画に)奪われた時間を取り戻したいと強く思っている!

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