2012年2月1日水曜日

文化系のためのヒップホップ入門




文科系という門外漢が語るヒップホップ入門書




研究対象としてヒップホップを捉え、
「ヒップホップの壁を越えれなかった」人々に向けて、
【ヒップホップとはどういうものなのか】といったテーマを
豊富な知識に基づき定義付けしていく。

あえてヒップホップはジャンルではないと言い切り、
誤解しがちな音楽ファンにその楽しみ方を伝授する。
筆者が掲示する「ヒップホップは場である」という考え方は、
要するにヒップホップは文化であるという事だ。

自分も含め、ロックリスナーからヒップホップへ変わるとき、
「ヒップホップの壁を越えれなかった人」はもちろん、
逆にそれを感覚的に感じ取っていた人にも目から鱗の楽しみ方が
節々に発せられるパンチラインとともに語られる。

やはり門外漢から見つめたヒップホップだけあって、
中には共感し損ねる部分も見受けられるけれども、
自分でも気付かなかった魅力を知る事が出来るかもしれない。

自分もGラップの魅力がこの本のおかげで発見出来た気がする。
ただ日本語ラップについては、あまり語られていないのは残念!

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