それは、とてつもなく長くて息苦しい夜
いつもと変わらぬ日常の光景は太陽が落ちた瞬間から変貌する
今まで見た事のなかった月の光が届かない暗闇の中では
想像もつかないような現実が広がっていた
若くして、愛する人と結婚し子供も生まれたばかりの青年が
軽い気持ちでふと足を踏み入れてしまったのは
一筋の光すらも届かない底知れない深い闇
怪しげなワゴンに乗ったその瞬間から
張り詰めた緊張感とひりつくような焦燥感が
尋常ではないくらいに観客へと襲いかかる
「来てはいけないところへ来てしまった...」
軽率な行動を後悔した青年が見た光景は
あまりに凄惨であまりに救いようのない現実
それを目の当たりにして世界を知ってしまった青年の将来は
果たして光の中にあるのか、はたまた闇の中で蠢いているのだろうかー?
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