2013年4月28日日曜日

Red State:レッド・ステイト ※日本劇場未公開




結局、誰も救われない




キリスト教原理主義のカルト教団の暴走が、
童貞丸出しの高校生3人組と使えない保安官の暴走を巻き起こす!
結果として、それは機動隊をも巻き込んだ血みどろの銃撃戦に発展して行く!

一見すると、馬鹿丸出しのB級映画のプロットなんだけど、
その中身はアメリカという国への強烈な皮肉にまみれた作品!
それを88分とコンパクトにまとめあげたセンスが光る!

「レッド・ステイト」というタイトルからも分かるように、
過激なキリスト教原理主義への挑発的なブラックユーモアが満載
マイケル・パークス演じるカリスマ牧師の板につきっぷりも見事

そして、何より最期の締めくくりがスパイス効いている!
キリスト教原理主義を皮肉った映画かと思いきや、
ラストの台詞でアメリカ全体を皮肉る事となる!

そして、そんな壮絶な撃ち合いを終わった後、
この作品、宗教を取り扱っていながら、登場人物がみんな揃って、
全く救われてないのもまた、なかなかパンチのある話

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