つーか、ザンギェフは悪役じゃねえ!
いきなりドット絵で表現されるディズニーの心憎い演出から心掴まれっぱなし!
「トロン」よろしく、閉店した後のゲーセンで巻き起こる大騒動
出てくる懐かしのゲームのキャラに思わず、俺歓喜!
ストⅡ・スーパーマリオ・パックマンにソニック・ザ・ヘッジホッグ、モータルコンバットにCall Of Dutyまで!!
物語は平たく言ってしまえば、アーケードゲーム版トイ・ストーリー
ゲームセンターのアーケードゲームはそれぞれコンセントで繋がっていて、
閉店後はそれぞれのキャラクターが行き来しているというアイデアは非常に夢がある
また、MGSの「!」とか落書きの内容とかプログラムに入り込む裏コマンドとか、
細かすぎるゲーム小ネタの心憎い演出のてんこ盛りでゲーム好きには堪らない作品!
ただ残念なのは、実在のゲームキャラがあくまでもカメオ出演でしかなかった事
どうせなら、サイバグにスクリューパイルドライバーするザンギェフが見たかった!
ただし、最後に廃棄されてしまったキャラクターを引き連れて、
アーケードゲームのエクスペンダブルスとして「Fix It Felix」が大人気になる展開は凄い良かった!
また、「それぞれ与えられた場所で満足しなさい」という風に受け取れてしまうメッセージや
ラストまでのラルフの扱いがあまりに酷過ぎて住民たちの手のひらの返しっぷりは白々しく見えてしまった事、
そして、ペネロペのキャラクターが少しウザ過ぎてあまり応援する気になれなかったのがマイナス
とはいえ、一つの犠牲と多くの犠牲のどちらをとるのか?っていう問題提起から、
その一つのバグの少女がどうやって自分の夢をかなえていくのか?というラストにかけてのどんでん返し!
これには思わず、「うまいな~」と思わず唸ってしまう程の鮮やかさ!
なにしろ脚本がとても面白いので、子供はペネロペに親はラルフに感情移入させて、
親子共々泣かせにかかるという大技を決めて、見事に成功していると思う!
これは続編が観てみたいよ!
そんな感動&大満足のラストから、エンドロールに至るまで抜かりのない完成度!
是非ともAKBの歌と共に席を立たずに楽しんでもらいたい!
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